梅シロップ

梅シロップ

Servings: 2 リットル分

Ingredients

  • 2 kg 青梅
  • 2 kg 砂糖
  • 20 ml ホワイトリカー

Instructions

下準備

  • びんをきれいに洗って乾燥させ、消毒のために内側全体にまんべんなくホワイトリカー(分量外)を霧吹きで吹きかけておく。
  • 青梅のヘタを取り除き、梅割り器の「梅えもん」を使って種を取り除く。種より少し幅を小さめにして実に差し込み、刃先が種に当たったら握りを離してから刃を押し込むのがコツ。こうすると、刃が自然に種の幅に開きながら入っていきます。
  • 梅を半分に切る。

漬け込み

  • びんに砂糖と梅を交互に入れる。取り除いた種も一緒に入れてしまる。砂糖が一度には入りきらない場合は、1時間くらいおいて砂糖が溶けて隙間が出来たらつぎ足す。
  • びんを揺すって砂糖を溶かす。砂糖が溶けるのに時間がかかりすぎると梅が発酵して失敗するので、なるべく早く溶けるよう、小まめに揺する。梅が発酵しそうになったら、霧吹きでホワイトリカーを果実に吹きかける。
  • 約6時間経過。少し水が上がってきている。
  • 約16時間経過。かなり水が上がってきている。
  • 1週間~10日ほどで梅の実がしわしわになってきたら、出来上がり。

瓶詰め

  • ざるにあけて実を取り出し、シロップを鍋に移す。
  • 鍋を弱火にかけ、80℃になるまで加熱して殺菌する。80℃になったら火をとめ、ゴミが入らないようガーゼでふたをし、ひと晩おいて冷ましてから保存用のびんに移す。
  • 果実は、種を取り除いて袋詰めし、空気を抜いて冷蔵保存する。そのまま食べられ、甘酸っぱいカリカリした食感が楽しめる。

Notes

作り方の比較

梅シロップの作り方をネットで調べると、次のように何種類かのやり方があります。
  • フォークで果実に穴をあける
  • 炊飯器を使う
  • 果実をいったん冷凍させる
フォークで穴を開ける方法は、普通に家庭にある道具だけで透き通ったきれいなシロップが作れ、果実も食べることができますが、砂糖が溶けるのに時間がかかるため、まめにびんを振らないと失敗しやすいので注意が必要です。
炊飯器を使う方法は、確かにひと晩でシロップができますが、果実からエキスを抽出するというよりは煮込むのに近く、出来上がったシロップはどろっとしていて風味もかなり抜けてしまいます。
冷凍する方法も、確かにシロップができるのは早くなりますが、やはり風味が抜けてしまいます。
ひととおりいろいろな方法を試してみましたが、最終的に我が家では梅えもんを使う方法に落ち着きました。梅えもんで割った梅を使うのが、1kgあたりの梅から作れるシロップ量が多く、1.1リットルほどになります。

梅の種とり

梅の種取りには、梅えもんを使っています。
挟んで割るタイプの木製の梅割り器も試しましたが、梅えもんの方が我が家でのシロップ作りには向いていたからです。
梅割り器は簡単にきれいに種が取れるものの、果実を押しつぶして割るため、つぶされた断面から果実の繊維が溶け出して、にごったシロップが出来上がります。また断面部が水分を吸うため、出来上がりのシロップも1kgあたり800ml弱と、梅えもんを使う場合に比べて少なくなります。さらに、果実も水分を吸った部分がどろっとしていて、シャキシャキ感があまりありません。
以上の理由により、我が家では梅えもんを使うことにしました。が、もっと大量に作る場合や、果実をそのまま食べずにジャムなどにする場合には、梅割り器を使う方が楽だと思います。

漬け込み用のびん

びんには、セラーメイト密封びん取っ手つき4Lを使用しています。
最初にすべての材料を入れるにはちょっと小さいのですが、砂糖を分割して入れれば十分間に合う大きさです。